きみらしく- ADHDと仲良くいこう

興味のままに不注意を携えて動き回る、そんなうちの子はADHD代表選手の一人です。彼を育ててるからこそ見えてきた世界、そこから感じた色んなこと、伝えていけたらと思います。

コロナウイルスとトップの資質

今、言うまでもなくコロナウイルスが世界中で猛威をふるい、私たちの生活に大きな影響を与えています。

 


そんな中、私は見えてきたものがあると感じています。

それは組織トップの思考と人間性そのものです。

何を大切に考えているのか、トップの本音、本心というものを含んだ資質が、全てのベールを脱いだかのように見えてきた気がします。

うちのトップは頼りになる、そう感じた組織はこれからきっとより強い組織になるような気がします。

 


国、都道府県、自治体、それらのトップももちろんのこと身近なところで言えば私たちの職場である組織のトップが何を大切に考えている人であったのか。

雇用されている側としての勝手な解釈で言わせてもらうと、職員やその関係者を本当に大切に考えているのかというところまで見えてきた、そう考えている人が多くいるのではないでしょうか。

 


トップにはトップの責任による思考がきっとあるのでしょうが、決められない日本人という側面も強く感じました。それは日本社会の良いところでもあったのだと思います。でも今は、それが大きな過ちの始まりにならないかと不安を感じます。

 


国という大きな単位でも然り、都道府県も然り、市町村なんて周りを見てからしか動かない。動けないというべきなのでしょうか。

みなさんの職場はどうでしょうか。

批判することが簡単なのは承知の上で書きますが、それでも今は命がかかっている緊急事態であることを鑑みれば組織のトップが本当に人としてトップにいるべき人物てあるのかがよく見えたと思う人が多くいるのではないでしょうか。

 


私の所属する組織においても、コロナ対策として組織における全ての活動を止めようという意見に対して、

今後感染者が出たとしても、感染者が出るということが問題ではなく対策をしていたかという事実が大切である、このまま続行すると。

やはりそういう考えであったのだと私は落胆しました。私が勤務する組織は、利益がなければ会社として存続できないような組織ではありませんがそれでもそうなのです。

 


対策をしていれば感染者が出たあともとりあえず説明がつく、そんな考えのトップかたくさんいるのではないでしょうか。

 

子どもたちの学校も、再開されようという流れです。学校の中で、誰も感染者を出さないと思っている人はいないのではないでしょうか。万が一感染者がでれば、その責任を被ろうというほどの信念、絶対に大丈夫だという確信を持って決断した自治体はあるのでしょうか、周りをみて決断しているトップがほとんどではないでしょうか。


自治体にしたら国や都道府県が決めないから仕方ないことなのかもしれませんが、本当に子どもを守れるのか今一度考えていただきたい。

感染者がでてから止めればいいと考えるのなら、やめていただきたい。

そんな賭けはいりません。

その子どもは一人しかいません。

感染者数の一人ではなく、その子として考えて欲しい。


日本の感染者数が見かけ上の数でしかないことは誰もが知っていることてす。医療崩壊を回避するために検査の数を制限していることも、都道府県の発表する検査数を見ればよくわかります。濃厚接触者を中心にしか検査していないのだから、その他の経路不明の感染者が少ないのは当たり前です。

それで大丈夫なんだというのであれば、潜んでいる感染者が今後爆発的な感染者を出す原因にならないのかを危惧します。

日本には、諸外国に比べるとこんなに時間があったのに、何も制度を整えてこれなかったのではないかと思えてなりません。

 


アメリカ大使館も「幅広く検査をしないという日本政府の決定によって、新型コロナウイルスの有病率を正確に把握することが困難になっている」と指摘し国民に帰国を促し始めたようです。今後数週間、日本の医療制度がどう機能するかを予測するのが難しいと。

日本が近いうちに医療崩壊するとよんでいるということではないでしょうか。

 


私たちの考えている以上に、コロナはすぐそばにいるはずです。

 


数週間後、心配しすぎだったと言える日がきますように。