きみらしく- ADHDと仲良くいこう

興味のままに不注意を携えて動き回る、そんなうちの子はADHD代表選手の一人です。彼を育ててるからこそ見えてきた世界、そこから感じた色んなこと、伝えていけたらと思います。

もんちっちのテニス

もんちっちは、今もテニスにどっぷりハマっています。

 

数日前の出来事。

初めてテニスのレッスンで一緒になった子どもさんのお父さんが、レッスンのあともんちっちのところに歩み寄られました。

私が反射的に考えたのは、そのお子さんのレッスンの邪魔でもしたのかな(T_T)というマイナスな予想。

ボールを追っていない時のもんちっちは、列に並んでるお友達にちょっかいかけて笑わせようとしたり、話しかけたり、ボーっとして順番待ちに迷惑かけたり

やっぱり注意散漫のマイワールドで色々やらかすのです(T_T)

 

他には、ボール集めながら歌をうたい、今の時期は運動会のダンスしてたりします。コーチが時々声かけてますが、そんな優しい声かけですぐに止まるわけもなく_φ( ̄ー ̄ )

なので、きっとご注意かと思って、早速謝る体制で私も見守ってました。

 

でもね、全く違ってました。

 

もんちっちのとこにきて、すごい拍手して

『本当にいいテニスをするね!すごいよ。みてて本当に楽しい!ありがとう。嬉しかった。頑張ってよ』

 

もんちっちはその拍手の勢いに押されてキョトンとしてました。

もんちっちママは、もんちっちが人に褒められることなんてほとんどないから一瞬困惑したのち、

なぜだか泣きそうになりました。

 

もんちっちのこと、こんなふうに褒めてもらったことない。

 

もんちっちは大好きなテニスをしているだけで、なのにこんなふうに言ってもらえたことが本当に嬉しくて。

 

最近、悩むことも多くあったから余計に

もんちっちの良いところを見つけてもらえたことがとても嬉しくて。

 

親バカ目線でいきますと。

もんちっちのテニスの親バカ目線で良いところは、追いつかないだろうなと思う球に向かって最後まですんごい勢いで走るところ。

うまく返せないこともあるけど、追いつかないと思う球にラケットが届いた瞬間、ものすごい勢いでラケットを振り抜いて相手コートに返す。

これは、もんちっちのテニスの一番カッコいいところ。

おぉー♡ってなる。

 

もんちっちの特性を考えると。

テニスのラリーのリズムの良さが、本当は飽きやすいはずのもんちっちの集中力を保ってくれる。

打つ時の打感が刺激として心地よいこと(もんちっちは刺激を適度に入れることを求めているタイプらしい)。

好きなものへの過集中、勝つことへの執着、そして空間認識が得意なところ、このあたりが見事にマッチして

もんちっちはテニスになると最高の顔を見せてくれます。

 

そして、親の私にとってはもんちっちのテニスはワクワクするんです。

コーチの指示をあまり聞いてないからイライラも多々するんですが(笑)

人と違うとこがプラスに見えてくる、それがもんちっちにとってはテニス🎾なんです。

 

だから、選手になるとか強くなるとか、そういうものはとりあえず関係なく

もんちっちが楽しめるなら、テニスはこれからも続けていけたらいいかなと思っています。

 

このお父さんに心から感謝です。

こうやって、プラスの気持ちってどんどん伝えていくべきなんだなと教えていただきました。

 

もんちっちだけでなく、他の子どもたちにも私も返していこうと。

それだけで、こんな幸せな気持ちにさせてもらえると教えていただきました(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

問題はたくさんあるけれど、たまには特性に感謝できることもあるんだな♡